いざスーツをクリーニングに出す際に『あれっ?スーツってどうやってクリーニングに出すんだ?』と疑問に思うことがあります。
何も考えずにスーツをクリーニングに出しても、スーツの種類によって若干対応が異なるため、返却されたときにイマイチ仕上がりに満足できないこともよくあります。
仕事の場面やフォーマルで決めたい大切な場面でバシッとスーツで決めるためにも、ここではスーツのクリーニングで失敗しない出し方を分かりやすく解説していきます。
- 持ち込むまでの手順
- 依頼する際のポイント
- 受け取る際の手順
スーツクリーニングの一連の流れをお伝えしますので、これを読めばあなたのスーツもパリッと仕上げることができますよ♪
スーツをクリーニングに出す流れ
汚れ・穴あき・ポケットの中身をチェック
ドライクリーニング・ウェットクリーニング・その他オプション
仕上がりまでの期間・料金・受け取り後の仕上がりのチェック
1,依頼するスーツの確認作業
・スーツに汚れが付いていないか
・破れ・ほつれがないか
・ボタンが取れていたり緩くなっていないか
・上下スーツが合っているかどうか
クリーニング屋さんにスーツを出す前は、必ず上記項目を確認しましょう。
スーツの状態に不備があると、お店側がスムーズにクリーニングで仕上げることができません。

事前にスーツの状態をクリーニング屋側に報告しておくことで、スーツの修繕作業もスムーズにできるようになります。
汚れがひどかったり、破れ・ほつれ・ボタンが外れているなどの場合、追加料金で修繕費用がかかることがあります。
2,クリーニングの内容を確認
スーツのクリーニングには
この2種類の方法があります。
・スーツは基本的にドライクリーニングがほとんど
・スーツの油汚れを専用の洗浄液に加工した溶剤で洗う
・汗ジミは落とすことができない
・ドライクリーニングでは落とせない汗ジミ・汚れを落とせる
・一部のクリーニング店でしか対応してもらえない
自分が利用するクリーニング店がどちらの方法で仕上げるのか?
これを事前に確認しておき、目的に合わせて2つの仕上げ方法を使い分けるようにしましょう。

3,納期の確認・受け取り
ドライクリーニング:3~4日程度
ウェットクリーニング:8~10日前後
ほとんどのクリーニング店は、クリーニングを依頼する際に納期がいつになるのかを教えてくれます。

繁忙期(夏場や冬)は納期が遅れることもあるので、スーツ着用の予定がある場合は必ず納期を確認しましょう。
最近では、多くのクリーニングサービスで『即日仕上げ』『スピード仕上げ』などのオプションが用意されているので、通常の納期で間に合わない場合はこちらのオプションを利用しましょう。
失敗しないスーツクリーニングの出し方
スーツをクリーニングに出して失敗するパターンはある程度決まっています。
どの失敗に関しても、クリーニングに出す前・出した後の対応で問題なく解決することが可能です。
クリーニングに出す前
クリーニングに出す前にスーツの状態をチェックする
今のスーツの状態を事前に確認しておくことで、クリーニング後にどう仕上がったのかがすぐに分かるようになります。
汚れている場所、シワや汗染みのポイントを事前にメモしておき、クリーニングによってそれらのポイントが改善されているかをチェックしていきましょう。

スーツは必ず上下セットで出す
・仕上がり後に着用した際の違和感がなくなる(色・シワなど)
・クリーニングの頻度がバラつかない
スーツは思っている以上にデリケートな衣類なので、上下でクリーニングの頻度が違うと色や質感に違和感を感じます。
数回クリーニングに出した程度では色の変化はないかもしれませんが、何度もクリーニングに出していると、衣類の色は多少変化します。
そうなると、上下スーツの色に違いが出てくるため、着用した際に微妙な違和感が出てしまいます。

利用するお店の営業時間を確認しておく
これは当たり前の話ですが、意外と見落としがちなことです。
クリーニングを頼む日よりも『クリーニング品を受け取る日』に営業時間を間違えてしまうと、翌日に使うはずだったスーツが着用できないトラブルも起こります。
夜何時までクリーニング品を受け取ることができるのか?ここは最低限確認しておきましょう。
ドライクリーニング・ウェットクリーニングを使い分ける
ほとんどの方が、スーツはドライクリーニングで済ませています。
もちろんドライクリーニングだけでも問題ないのですが、途中でもお伝えした通り、ドライクリーニングだけだと落としきれない汚れ(汗染みなど)もあります。
特に夏場は汗をかきやすい季節なので、この季節はできる限りドライクリーニングだけではなくウェットクリーニングも利用しましょう。

クリーニング品受取後
タグを捨てる前に仕上がりを確認する
万が一クリーニング品の仕上がりに納得できない場合、お店側に『再仕上げ』を頼むことができます(特に宅配クリーニングの場合)。

しかし、受け取った後にタグを捨ててしまうと、再仕上げができなくなりますので、必ず仕上がりを確認し『問題なし』と判断した段階でタグを捨てましょう。
クリーニングは良くも悪くもお店によって仕上がりが変わってきます。
ビニールを必ず外す
クリーニング後には必ずビニールが付いていますが、ビニールを付けた状態で保管してしまうと、スーツの湿気が外に逃げないため、カビの繁殖や異臭の原因にもなります。
スーツのクリーニング品を受け取り、全体の仕上がりをチェックした後は必ずビニールを外し、換気の良い環境で保管しましょう。

・クリーニングに出す前にスーツの状態をチェックする
・スーツは必ず上下セットで出す
・利用するお店の営業時間を確認しておく
・タグを捨てる前に仕上がりを確認する
・ビニールを必ず外す
まとめ
スーツのクリーニングの出し方は、慣れれば初心者でも簡単にできます。
店舗クリーニングではなく宅配クリーニングを利用すれば、自宅にいながらスマホ一つで頼むこともできるため、家事や仕事に追われる方であれば、こちらを利用するのが得策。
クリーニングを出す前の確認+クリーニング品を受け取った後のチェックさえ怠らなければ、大切なスーツを長く着用し続けることができます。
定期的なメンテナンスを徹底し、バシッとフォーマルに決められるスーツを身につけるためにも、上手にクリーニングを活用してみてください。
コメントを残す