数あるクリーニング品の中でも、こたつ布団を出している人ってあまり聞いたことがありませんよね?

こたつ布団といえば、冬の寒い時期に家族団欒でテーブルを囲む際に必ず必要なアイテム。

寒い冬をこたつと一緒に乗り切って、開花の時期である『春』を迎えることができる。

しかしほとんどの方は、冬に毎日使っていたこたつ布団を適当に押入れにしまい、手入れをおろそかにしています。

注意点

寝る布団は定期的に干すのに、それ以上の時間ぬくぬくと過ごしているこたつ布団は一切洗わない方は結構いますが、食べこぼし・汗・汚れなどが付いているこたつ布団をそのまま押入れの奥にしまうと、これがダニやカビの温床を作り出します。

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ダニは皮脂やフケ・食べこぼしが大好物ですからね。

翌年の冬に、1年で増殖したダニまみれのこたつ布団に顔を埋めないためにも、こたつ布団の保管・クリーニングについての知識は必ず頭に入れておくべきです。

大きな布団をクリーニング・コインランドリーに持っていくのは面倒
こたつ布団のクリーニングの料金は高そう
どうやって洗えば良いか分からない

そんな悩みを解決するために、この記事では布団クリーニングの疑問を一つずつ解消していきます。

こたつ布団のクリーニング料金相場

こたつ布団の料金相場
自宅の洗濯機数十円/枚
コインランドリー2000円前後/枚
クリーニング2500円前後/枚
布団宅配クリーニング5000円前後/枚

自宅の洗濯機の場合、水道代と電気代の料金はどんなに高くても数十円程度。

コインランドリーは洗濯・乾燥を含めたトータルの金額が2000円前後になります。

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そして一般的なクリーニングの場合は『こたつ布団の大きさ・素材』によっても価格が変わりますが、おおよそ2500~3000円前後を想定しておきましょう。

そして宅配クリーニングの場合、普通の布団と同じ扱いになるため、他の方法よりも割高になります。

なので仕上がりを気にせずに料金の安さだけで判断する場合には

  1. 自宅の洗濯機
  2. コインランドリー
  3. クリーニング
  4. 宅配クリーニング

この順番に料金が安くなることを覚えておきましょう。

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料金が安いのは分かったけど、やっぱり『仕上がり』も気になるかなぁ〜。

自分で洗うのはちょっと自信ないし‥
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では、ここからは『料金以外』のポイントでどの選択肢を選ぶべきか?を考えていきましょう。

こたつ布団はクリーニング・洗濯のどっちを選ぶべきか?

料金だけを考えれば、コタツ布団は自宅の洗濯機で洗うのが一番コスパ良い選択肢ですが、コタツは毎年必ず使う冬の必需品ですから、メンテナンスを間違えるとダニ・ハウスダストの温床になります。

『洗う』事実は同じですが、布団の場合は服とは違いダニ・フケ対策、カビの予防が必須。

自宅で洗っても、洗い方や保管方法を間違えると翌年カビ・ノミだらけのコタツ布団に家族が足を突っ込む最悪の事態になりかねません。

洗濯を選ぶメリット・デメリット

クリーニングよりも圧倒的にコスパが良い
全て自分で洗うため手間がかかる(コインランドリーの場合は持ち運びの手間)
洗い方を間違えると翌年から使えない
プロのメンテナンスではないので仕上がりはクリーニングより甘い
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まず『洗濯』を選ぶメリットはただ一つ『料金が格安』この点だけです。

コタツ布団を使っている方がプロのクリーニング屋さんであれば話は別ですが、洗濯は機械と自分が洗うことになるため、プロの手は入っていません。

そのため、やり方を間違えると仕上がりがボロボロになってしまい、翌年使えなくリスクがあります。

自分で洗う際には洗濯マークは必ずチェックする

シルク素材・ムートン・キルティング・電気毛布・コタツ敷布団など

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洗濯マークを無視して普通に洗ってしまうと、手触りが悪くなったり生地がボロボロになることがあります(これは服でも同じことです)。

クリーニングを選ぶメリット・デメリット

プロの仕上がりで保管できる
自宅で洗うよりも料金が数千円高くなる
店舗に持ち運ぶのが面倒(宅配クリーニングは別)
洗い方を間違える心配がない

クリーニングの場合、最初に料金が発生しますが、その後はプロに品物を預ければ完璧な仕上がりで返却されます。

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店舗型クリーニングの場合、お店によって対応できない素材があるため、事前にお店の人に依頼したいコタツ布団の素材を伝えておきましょう。

宅配クリーニングであれば、ホームページに必ずコタツ布団の詳細が記載されているので、事前にそれを見て依頼すれば問題ありません。

コタツ布団の中には『ドライクリーニング』のマークが付いているものがあります(一部ですが)。
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ドライクリーニングだと、水溶性の汚れは落としきれません。

こたつ布団の保管みんなどうしてるの?

一般家庭のこたつ布団の保管方法はいたってシンプル。

こたつ布団の保管方法

布団用のケースに入れて保管
圧縮袋を使いコンパクトにして保管
洗い・クリーニングをしてから押入れなどに収納

基本的には、これらの方法でこたつ布団を保管しています。

ポイントとなるのは

『こたつ布団を洗う・クリーニングする』

かどうか。

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これに関しては詳細なデータは見つけられませんでしたが、こたつ布団の保管に関しては、きちんと洗ってから保管している事例はあまり聞いたことがないため、もしかしたら使いっぱなしで押入れに放り込まれているかもしれません。

ちなみにこたつ布団を綺麗に仕上げる方法はいくつかあります。

クリーニング派

  • 自宅の洗濯機に入らない
  • コインランドリーでの洗い方が分からない
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そのような方は、春先、もしくは冬前にこたつ布団をクリーニングに出し、プロにお願いします。

こたつ布団のクリーニングはあまり聞きなれないかもしれませんが、実はクリーニング側からすると需要のある品物。

巷のクリーニング店を検索すると、この『こたつ布団』を扱っているお店はたくさんあります。

コインランドリー派

家の洗濯機では洗えないから、コインランドリーの大きな洗濯機を使ってこたつ布団を洗う方もいます。

参考:こたつ布団をコインランドリーで綺麗に洗う方法!値段を抑える方法も紹介します

最近のコインランドリーは衣類だけではなく、靴や布団なども当たり前に洗える設備が整っています。

ワンコインで大きな物を簡単に洗えるのはコインランドリーの魅力ですが、そこに運ぶまでの労力が若干面倒。

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こたつ布団の場合、車を所持していないとコインランドリーでの洗濯は難しいかもしれません。

自宅で洗う派

一番労力がかからないのは、自宅の洗濯機で洗い、自宅のベランダで干すこと。

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これならば布団を運ぶ手間もありませんし、お金も電気代と水道代程度で済みます。

ただ、

  • こたつ布団を家の洗濯機で洗えるか?
  • 自宅の選択で汚れやダニ・ノミの対策ができるか?

この辺りはプロの仕事ではないため、満足できる仕上がりとはなかなかいきません。

クリーニング:料金はかかるがプロの仕上がりで保管できる
コインパーキング:安価でしっかり洗えるが持ち運びが面倒
自宅で洗う:お金・労力はかからないが汚れ・ダニ対策が難しい

こたつ布団をクリーニングに出す際に気をつけるべき3つのこと!

自宅やコインランドリーで洗う場合には、事前に洗濯マークをチェックし、そこでNGとされる素材が含まれていなければOK。

しかしクリーニングに出す場合、お店に出す前に必ずチェックしておくべき要素が3つあります。

洗濯マークのチェック

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私たちはクリーニングに『依頼する側』ですが、クリーニングを請け負ってくれる相手は商品の素材に合わせて仕上げていきます。

お店によっては、どうしても店にある機械では対応できない素材があるため、それが含まれている品物は事前にお断りすることがほとんど。

自分が今使っているコタツ布団の洗濯マークを確認し、それがお店でも対応できるものなのかを把握しておかないと、重たいコタツ布団をお店に持って行った後に

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『これはうちでは扱えないよ!』

と言われることになります。

ちなみに、一例として布団宅配クリーニングを請け負う『リネット』では、ホームページに取扱除外品の項目が書かれています。

お店によって扱えないコタツ布団の条件は異なりますので、これは事前にチェックしておきましょう。

穴・ほつれの事前確認

これも取扱除外品と被ることですが、クリーニングの場合は機械を使って仕上げていくため、ほつれや穴があるとクリーニング中に中身の綿が飛び出してしまうことがあります。

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依頼する品物は服ではなく布団ですから、この穴やほつれの事前チェックは必須です。

こたつ布団の保管方法

どんなにクリーニングのプロが綺麗に仕上げても、その後の保管方法が甘ければ、ダニ・カビが発生します。

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こたつ布団の場合、冬に使った後はまた冬が訪れるまで確実に使いません。
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確かに。だからこそ保管するまでが大事ですね。

シーズンオフになれば、大きなこたつ布団の保管場所に困る家庭も。

こたつ布団の保管方法に関しては、いくつか選択肢があります。

こたつ布団の保管方法

1,圧縮袋を使ってコンパクトに保管
2,布団用のケースを用意して保管
3,保管サービス付きのクリーニングに頼んで保管

場所を取らず、お金もかけない保管方法としては『圧縮袋』を利用するのがベスト。

布団用のケースだと、どうしても保管の際に場所を確保する必要が出てきます。

クリーニングと一緒に保管も依頼したい場合には、宅配クリーニングで保管サービス付きの業者を選べば、来年こたつ布団を使うまで綺麗な状態で管理してもらうことも可能です。

こたつ布団に強いオススメの宅配クリーニングサービス!

こたつ布団の洗濯方法は

自宅洗濯機での丸洗い・外干し
コインパーキングでの洗濯・感想

この2つ。

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そして近所にこたつ布団のクリーニングを行ってくれる店舗があれば、そちらに依頼するのも良いでしょう。

ただ、クリーニング屋の中で、こたつ布団のクリーニングに実績のある店舗が近所にある方はほとんどいないはず。

こたつ布団は『布団』のカテゴリーとして扱われるため、もしプロに依頼する場合には『布団クリーニング』に実績のある業者を選ぶと失敗のリスクがなくなります。

補足

布団に特化したクリーニングサービスはそこまで多くはありませんが、実は布団に特化してクリーニングを行っている会社があります。

防ダニ加工ありの『ふとんリネット』

コタツは布団とは違い、毎日食卓を囲んだりくつろぐ場として利用します。

そうなると、外から帰ってきた状態の足でこたつ布団に足を入れるため、寝る布団のように、ただ外で干せば終わりというわけにはいきません。

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寝る布団以上に汚れやダニの繁殖が多いことが想定されるため、洗う際には『除菌』『シミ・黄ばみ』の対策はすべきです。

ふとんリネットであれば、アトピーやアレルギーの原因になるダニ・カビをたっぷりの水で丸洗いし、除菌・防臭効果のある洗剤を使ってくれます。

ふとんリネットの洗剤の効果

そして+1000円支払えば、ダニやカビの丸洗いをしてくれるだけではなく『防ダニ加工』までしてくれるため、小さいお子さんがいる家庭であれば、アトピーやアレルギーの心配もありません。

コタツは大人だけではなく子供も毎日使うものですから、この一手間をしてくれるだけで親御さんも安心して使えますね。

ふとんリネットの特徴
料金1枚3700円〜
防ダニ加工+1000円
利用可能地域全国
保管サービスなし

創業60年の老舗『リナビス』

リナビスの特徴
料金1枚8800円(複数枚割引あり)
布団クリーニング実績140万枚
アレル物質除去率99.8%除去
サポート送料無料・電話相談あり
利用可能地域全国(北海道・沖縄・一部離島を除く)
保管サービス12ヶ月間

参考:宅配クリーニング『リナビス』を実際に利用して調べてみた!

こたつ布団に関する疑問

こたつ布団で一番良い保管方法はあるの?

コタツ布団は、1年のうちで『冬』だけ使うアイテムです。

そのため、ジメジメした梅雨の時期には保管方法を間違えるとダニの温床になってしまうこともあります。

それを考えると、保管方法としてオススメできる方法としては

1,クリーニング後に圧縮袋に入れて保管
2,クリーニングの保管サービスの活用

この2つのどちらかです。

保管する環境は家庭によって違いますが、上記2つのどちらかを選択すれば、保管スペースも空きますし、湿度・温度を心配せずに冬の訪れを待てます。

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保管サービスに関しては、年間数千円程度の費用がかかります。

自宅で洗うのとクリーニングは何が違うの?

コスパだけ考えれば、自宅の洗濯機での丸洗い・外干しが格安。

とはいえ、小さい子供がいたり、ペットを飼っている場合にはダニ・ノミ・カビの対策は徹底しなければ取り返しのつかないことになります。

自宅の選択に関しては、服と同様綺麗に仕上げることはできるかもしれませんが、素人が『ダニ・カビ』の対策までするのは不可能。

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クリーニングの場合は、細かい知識を持ったプロたちが一つ一つ丁寧に仕上げるため、抗菌・防臭対策はまずクリアしています。

大人一人がコタツを使うならば自宅の丸洗いでも特に影響はないかもしれませんが、子供やペットを持つ家庭の場合、家族の健康を第一に考えるのであれば年に1度くらいはクリーニングを利用した方が確実です。

宅配クリーニングと店舗クリーニングどっちがいいの?

クリーニングに出すメリット

・抗菌・防臭・防ダニ対策ができる環境が整っている
・自宅の丸洗いよりも工程が多いため仕上がりが明らかに違う

まとめ

今回の内容をまとめておくと

コタツ布団クリーニングまとめ

・コタツ布団は丸洗い・クリーニングどちらもOK
・洗う前に必ず洗濯マークをチェックしておかないと失敗する
・クリーニングに出す場合ほつれ・穴に特に注意
・コタツ布団の保管はカビ・ダニ対策が必須
・保管サービスを使えばダニ・カビ対策は不要

コタツ布団に関しては、安価な商品を購入するとあまり肌触りは良くありませんが、ある程度お金を出せば、ふかふかの布団でぬくぬくくつろぐことができます。

ただ、そのメンテナンスを行なってしまい、ダニやカビだらけのコタツ布団に顔を埋めている方が多いのも事実。

  • なんか鼻がムズムズする
  • 冬に体が少し痒くなってくる

このようなことが起こる場合、もしかしたらコタツ布団が原因かもしれません。

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お子さんがいる場合、どうしても『アトピーやアレルギー』の発症が怖いので、その辺りは親御さんが事前に対策し、子供が長時間くつろぐスペースの安心を確保しておきましょう。

宅配クリーニングを使えば、宅配員が自宅に取りに来てくれて、仕上がったものを自宅で受け取れるため手間はほとんどありませんからね。