日本で働く社会人のほとんどは、仕事をする際にスーツの着用が義務付けられています。

スーツ自体はクリーニングの頻度はそこまで多くはありませんが、問題は真っ白で汚れが目立つ『ワイシャツ』の管理。

avatar
仕事をしている人ならば分かることですが、フォーマルな場面で最も汚れや手抜きが目立つのは『ワイシャツ』です。

少し襟が汚れていたり、ヨレヨレのワイシャツで大切な商談に来るようなことがあれば、それだけで相手に対する印象はガタ落ちです。

顔には出しませんが、ワイシャツの汚れが目立つと

『この人の奥さんクリーニングしてないのかな?独身ならいい加減な性格の人かもしれない』

そんなことを思われてしまうかもしれません。

もちろんワイシャツ一つで仕事に影響が出ることは考えづらいですが、それでも相手に対する印象が落ちる要素となるのは確実です。

本音は定期的な手入れが面倒なワイシャツ。

ここでは、このワイシャツの管理をする上で

ワイシャツはクリーニングに出すべきか?
それとも洗濯で済ませてしまうべきか?

その点について詳しく掘り下げていきます。

ちなみにワイシャツの管理に関しては、面倒な手間を省いて楽にピシッと仕上げる方法もありますので、その点もお伝えしていきます。

ワイシャツはスーツの中で最も『汚れ』が目立つアイテム

スーツを着る仕事をする場合、基本的には1日のうちに何人・何十人もの人と会うことになります。

avatar
やはりスーツがピシッと整っていると、それだけで相手の印象が良くなりますし、スーツやワイシャツからよい香りがすれば、さらに好印象です。

しかし、夏場の汗をかく時期になると、真っ白なワイシャツは1日着ているだけでも汗と脂によって襟元が黄ばみます。

少しでも気を抜いていると、気づけば白いはずのワイシャツの襟が黄色っぽく変色してしまうため、ワイシャツは定期的に洗濯・クリーニングすることになるのです。

放っておくと色が付いて落ちなくなります。

ワイシャツは洗濯とクリーニングどっちを選ぶべき?

ワイシャツを綺麗に仕上げる方法は

  • 洗濯する
  • クリーニングに出す

この2つの選択肢がありますが、ほとんどが『クリーニング』を選んでいます。

結論をお伝えしてしまうと、ワイシャツを綺麗に仕上げる方法に関しては、基本的には

『プロのクリーニングに勝るものはない』

ため、仕上がりに不満を持ちたくない場合にはクリーニングを利用しましょう。

自宅で洗濯する場合、洗濯機に洗剤を入れて洗いアイロンをするだけですが、クリーニングの場合は

1
水洗い

専用のお湯と業務用の洗濯機で洗う

2
糊付け

洗濯して汚れを落としてから糊付けし、パリッと仕上げる

3
プレス

専用の機械で形を整えてシワを伸ばしていく

この工程を経て真っ白でパリッとした新品同様のワイシャツに仕上げてくれるため、家での洗濯とは比較にはなりません。

ワイシャツの黄ばみが気になる場合は【驚きの白さ!】ワイシャツの黄ばみに強い宅配クリーニング3選!の記事もチェックしてみてください。

ワイシャツにお金をかける(クリーニング)メリット・デメリット

クリーニングを利用する一番の理由は『新品のように仕上がる』ことですが、それ以外にも

100円〜200円の安価な料金で依頼できる
1回で何枚でも出すことができる
アイロンがけの手間がいらない

これらのメリットがあります。

avatar
プロの仕事を家でやろうとしても同じ仕上がりにはなりませんし、洗濯の場合は汚れ落とし・乾燥からアイロンがけまでの工程を一人でこなすため、思っている以上に時間がかります。

1時間を時給1000円で考えた場合、クリーニングに出してしまえば数百円で済むため料金的にはそこまで損はしません。

この面倒な手間のために数百円を惜しむのも一つの選択肢ではありますが、仕上がりや時間の短縮を考えると、そこまで惜しむお金でもないでしょう。

注意点

ただし、枚数が多かったりワイシャツの利用頻度が人よりも多い場合は洗濯の方が安く済む場合があります。

ワイシャツをクリーニングに出すデメリットを挙げるとするならば

ワイシャツをクリーニングに出すデメリット

枚数が増えると料金がかさむ
家とクリーニング店の往復が面倒くさい
クリーニングが仕上がるまで待つため使いたいときに使えないことがある

これらの要素が挙げられます。

avatar
つまり『手間』と『仕上がり時期』の不安要素が出てくるため、リアル店舗のクリーニング店を利用する場合には、これを飲み込む必要があります。

クリーニングに出さずにワイシャツを綺麗に仕上げるには?

ただ、場合によってはワイシャツを『どうしても明日・明後日に使いたい』ことも出てきます。

そうなると仕上がりまでに数日かかるクリーニングを利用せずに、家の洗濯機で洗いたいと考えるはず。

ワイシャツをクリーニングに出さずに綺麗に仕上げる方法としては

クリーニング不要のワイシャツの購入
ワイシャツの洗い方の工夫

この2つの選択肢が挙げられます。

クリーニング不要のワイシャツの購入

最近では、ワイシャツの種類の中で『形態安定加工』されたものが多数販売されています。

これは簡単に言えば

『ただ洗濯をするだけでシワなくピシッと仕上がる加工がされている』

ため、クリーニングに出す手間が省けます。

このワイシャツを買うことで、今まで足を使ってクリーニングに出していたワイシャツを洗濯機に放り込むだけで簡単に綺麗に仕上げられる。

avatar
毎日着るワイシャツとしてはこの点がありがたく、出張が多いサラリーマンには特に便利です。

ただ、製品によっては吸水性がない・着心地が悪いなどの言葉もチラホラあるため、購入する際にはメーカーの口コミや評判を重点的にチェックしておきましょう。

注意点

形態安定加工のワイシャツも万能ではありません。使い続けていれば必ず型が崩れてきます。なので洗い方や管理方法に工夫が必要です。

ワイシャツの洗い方の工夫

どうしても形態安定加工されたワイシャツの着心地に不満がある場合には、いつも使っているワイシャツの『洗い方』に工夫を施しましょう。

黄ばみが気になる場合には、襟や袖に洗剤を塗り込んで洗う。

avatar
シワや襟の仕上がりを気にする場合には、脱水時間を短くしてワイシャツに強い力を加えないなどの対策をすると、普通に洗うよりもヨレることが少なくなります。

ワイシャツのクリーニングと洗濯は場面や素材で使い分けるべき!

結局のところ、ワイシャツを使うと言っても場面がいつも同じとは限りませんので、結論としては

『洗濯・クリーニングを場面によって使い分ける工夫』

をしておく必要があります。

例えば、夏場毎日外回りをするサラリーマンであれば、どうしても毎日ワイシャツが汚れて帰ってくることになるため、必然的に洗う頻度が上がります。

1日に複数回ワイシャツを着回すこともあるため、それを考えるとクリーニングの利用よりも自宅での洗濯をした方が効率よく着こなすせるはず。

avatar
逆に会食や会議などの堅い場面でスーツを着こなすことが多い場合には、1回1回の場面が勝負になるため、ワイシャツの仕上がり具合を見られる機会が増えます。

となると、洗濯して仕上がりに不満のあるワイシャツが出るリスクを避けるために、定期的にクリーニングを利用した方が得策なのは明白。

いくら素材が良くても、結局人の手でのメンテナンスを怠れば安物同然。

自分の仕事の内容
スーツで出かける場面
会う相手の服装や立場

それらを考慮した上で上手に妥協してワイシャツと付き合っていくのがベスト。

それプラス楽できる手段として『ワイシャツの素材』や『洗濯のコツ』を理解し利用することで面倒な手間を省いた付き合いができるでしょう。

ワイシャツの役割は

『相手に不快な印象を与えない』

これに尽きますからね。

この条件さえクリアできれば、あとは自分が妥協できるラインを見分けられればOK。

家事なんて『楽したもん勝ち』の世界ですから。